新しい1円普通切手

一二三

2015年02月07日 19:56

なげきの杜の近所、今日は晴れたり曇ったり・・・と思っていたら、にわか雨降ったりと不安定な空模様だった。

今週、久しぶりに普通切手の発行があったので、低額切手を購入しました。
1円、3円、5円、10円、20円・・・
額が額なだけに、それぞれをまとめ買い。

1円切手、図案は今回も前島密の肖像。

戦後、昭和20年代から発行されてきた前島1円切手。
現金としての「銭」廃止による額面表示変更や、「NIPPON」というローマ字国名表示追加など過去の変更はあったものの、
60年以上も1円普通切手の図案として起用されているのは凄いと思う。

今回の発行は他の普通切手とのデザイン統一感を出す為で、額面と「NIPPON」の位置入れ替えと書体が変更された。
ただし前島の肖像は従来通りで、前回の5年前の発行時同様、小さな変化に留まっている。
もし切手に詳しくない人に過去これまでの同じ前島1円切手を並べて見せたとしても、
現行の1円切手はどれなのか、すぐにはわからなそうな感じではある。

私個人、前回の発行された切手には、変更になった書体が現代的過ぎて、
戦後から変化していない前島の肖像とミスマッチだなあ。変えないままの方が良かったのでは?
そう思ったほどあまり好きではなかった。
今回はそのミスマッチを改良した書体変更だと思うほど好印象である。

1円という値段だけど、まだ貨幣価値が高かった頃の1円ような格調を持つ前島1円切手。
以前から思っていたが、今回も2円ウサギや鳥類など動物園のような他の現行低額切手とは、かなり浮いているという点は否めない。

それでも頑なに起用し続けている、この方針。
今後も変わらないでほしい、と思うのは私だけだろうか。

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